世界の限りの
隅で冷たい鼓動聞いていた
路は消えて
中空に開いた穴
覗き込めば
星のない夜空へ逆さま
さよならを引き連れて
一息に落ちてく
明滅する夜
世界が 終わりもせず ただ
形を替え続けるだけならば
この体も棄ててゆこう
何もなくていい
わたしの全て
何もかも
空に触れて
敷き詰めた 暗闇
失くしたもの
その名前も知らない
あどけない
記憶 言葉
影を 縫って 消えた
底に映る街は
変わらないまま
喪われる夜 世界は終わる その時に
光を見て形を変えるから
違う姿 此処で散らそう
何もなくていい
世界の全て
何も もう いらない
Ha ha